BPC-157BPC-157
海外のジム界隈で最も語られる回復系ペプチド。熱狂と、ヒトでのデータの空白
エビデンスの最高段階動物実験が主体。ヒトでの質の高い臨床試験はほぼなし
米国の状況未承認。FDA は調剤用バルク原薬として Category 2(重大な安全性リスクの懸念)に分類(2023)
日本の状況未承認
既知のリスクヒトでの安全性データが事実上存在しない

BPC-157 とは
BPC-157(Body Protection Compound-157)は、胃液中のタンパク質に由来する配列をもつ15アミノ酸の合成ペプチドです。
報告されていること
動物実験では、腱・靭帯・筋肉・腸管などの組織修復が早まったという報告が多数あります。これが英語圏のフィットネス界隈で「ケガの治りが違う」と語られる根拠です。
報告されていないこと
ヒトでの質の高い臨床試験は、ほぼ存在しません。 動物で有望な結果が出た物質がヒトで同じ結果を出すとは限らず、安全性についてもヒトでのデータが事実上ありません。
FDA の位置づけ
米 FDA は2023年、調剤(compounding)用バルク原薬の評価において BPC-157 を Category 2(重大な安全性リスクの懸念がある物質) に分類しました。これは「有効性が否定された」という意味ではなく、「ヒトでの安全性を支持するデータが不十分で、懸念がある」という評価です。
日本の状況
日本では未承認です。2026年に入り、国内の一部自由診療クリニックが「ペプチド療法」として取り扱いを始めていますが、承認された医薬品ではなく、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
一次情報
- FDA. Bulk Drug Substances Nominated for Use in Compounding Under Section 503A — Category 2 list.
- Sikiric P, et al. Curr Pharm Des. 2018.(動物実験レビュー)
本記事は研究・教育目的の情報提供です。特定の製品の使用を推奨・承認するものではなく、医学的助言ではありません。日本で未承認の医薬品は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。最終更新:Fri Aug 21 2026 07:00:00 GMT+0700 (Indochina Time)