グルタチオンGlutathione
「白玉点滴」の正体。承認薬だが、美白は承認された用途ではない
エビデンスの最高段階承認薬(肝疾患・薬物中毒等)。美白目的の有効性は確立していない
米国の状況医薬品・サプリとして流通。美白目的の注射について FDA が注意喚起
日本の状況承認済(肝機能改善・薬物中毒等)。美白目的は適応外使用
既知のリスク適応外の点滴に伴うリスク。無承認製剤の使用例も報告

グルタチオンとは
グルタチオンは、グルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチドで、体内で最も多い抗酸化物質のひとつです。
日本で「承認されている」用途
グルタチオンは日本で承認された医薬品です。ただし承認されている用途は、薬物中毒・慢性肝疾患における肝機能の改善などであり、美白は含まれていません。
白玉点滴=適応外使用
美容クリニックで提供される「白玉点滴」は、承認薬を承認外の目的で使う適応外使用です。適応外使用そのものは医師の裁量で認められていますが、
- 美白目的での有効性は質の高い試験で確立していない
- 承認された用途以外での健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外になりうる
という点は知っておく必要があります。「承認薬だから安心」と「その目的で承認されている」は別の話です。
一次情報
- PMDA 添付文書:グルタチオン注射液
- FDA. Warning on injectable skin-lightening products.
本記事は研究・教育目的の情報提供です。特定の製品の使用を推奨・承認するものではなく、医学的助言ではありません。日本で未承認の医薬品は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。最終更新:Fri Aug 21 2026 07:00:00 GMT+0700 (Indochina Time)