No.006ホルモン系

キスペプチンKisspeptin

性ホルモン分泌の"号令"を出す司令塔ペプチド

エビデンスの最高段階ヒトでの臨床研究あり(生殖内分泌領域)。承認薬なし
米国の状況未承認(研究段階)
日本の状況未承認
既知のリスク長期使用の安全性は未確立
キスペプチン

キスペプチンとは

キスペプチンは、脳の視床下部で GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を促すペプチドです。GnRH → LH/FSH → テストステロン/エストロゲンという性ホルモンの連鎖の、最上流に位置する「号令役」です。

なぜ注目されるか

テストステロンを外から補充すると、体は自前の分泌を止めてしまいます。キスペプチンは「号令を出す側」に働きかけるため、自前の分泌を保ったまま調整できる可能性があるとして、生殖医療や男性ホルモン低下の研究で関心を集めています。

現在の段階

ヒトでの臨床研究は行われていますが、承認された医薬品はありません。長期使用の安全性も確立していません。

一次情報

  • Dhillo WS, et al. J Clin Endocrinol Metab. 2005.
本記事は研究・教育目的の情報提供です。特定の製品の使用を推奨・承認するものではなく、医学的助言ではありません。日本で未承認の医薬品は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。最終更新:Fri Aug 21 2026 07:00:00 GMT+0700 (Indochina Time)