一度は外したゼップバウンド、CVSが10月に「復活」させる
米CVSケアマークが2026年5月28日、一度は外していたゼップバウンドを10月1日付で標準フォーミュラリーに再登録すると発表。同時に飲み薬フォーンダヨの新規制限も解除した。
出典:CVS Health(公式リリース)/NBC News/The Boston Globe
米国の薬剤給付管理最大手CVSケアマークが2026年5月28日、一度は外していたゼップバウンド(Zepbound)を標準フォーミュラリーに復帰させると発表した。
適用開始は2026年10月1日。前年に一度、優先度の高い選択肢から外していた薬が、患者側の反発を受けて戻る形になった。
同時に、飲み薬フォーンダヨ(Foundayo/orforglipron)への新規参入制限も6月1日付で解除している。
何が起きたのか
CVSケアマークは2026年5月28日、商業保険向けの標準フォーミュラリー(保険が優先的にカバーする薬のリスト)に、イーライリリー製の減量薬ゼップバウンドを「もう一つの優先選択肢」として再登録すると発表しました。適用は2026年10月1日からです。
CVSケアマークはこの標準フォーミュラリーを通じて、米国でおよそ2,500万〜3,000万人規模の保険加入者に影響を持つとされています。ただし実際にどの薬をカバーするかは、最終的には各企業・保険プランの判断に委ねられており、CVSの方針がそのまま全加入者に適用されるわけではありません。
なぜ「復活」なのか
CVSケアマークは2025年、商業フォーミュラリーからゼップバウンドを一度外し、競合薬のノボ ノルディスク製ウゴービを優先する方針を取っていました。この決定は、既にゼップバウンドで治療中だった患者が薬の切り替えや事前承認の壁に直面する事態を招き、患者・医師双方から反発の声が上がっていたと報じられています。
今回の再登録は、この方針転換への対応です。あわせて2026年6月1日には、新しく承認された飲み薬フォーンダヨについても、新規参入時の給付制限を解除しました。
ヤバい点は?
- CVSの方針変更が、そのまま自分の保険に反映されるとは限りません。雇用主や個別プランの判断が別に必要です
- 保険会社・PBM(薬剤給付管理会社)の方針は年単位で反転することがあります。2025年に外され、2026年に戻る、という今回の経緯自体がその実例です
- 日本の公的医療保険とは制度が異なり、この報道は米国の民間保険の話です。日本の適用条件・自己負担については別に確認が必要です
関連する成分
出典
- CVS Health公式リリース「CVS Caremark delivers affordability and access to GLP-1 weight management medications with expanded coverage options」
- NBC News「CVS Caremark will cover Lilly’s weight loss drug Zepbound again after patient backlash」
- The Boston Globe(2026年5月29日)
- Managed Healthcare Executive「CVS Caremark to put Zepbound back on formulary and add Foundayo」
関連:tirzepatidesemaglutideorforglipron