偽オゼンピック、本物と同じロット番号を名乗って正規の流通網に紛れ込んでいた
FDAが警告した偽オゼンピック(セマグルチド)の最新摘発事例で、偽造品は本物と同一のロット番号を表示していたことが分かった。真贋はペン本体の表記位置の違いでしか判別できなかったという。米国の正規供給網での摘発は過去3回目。
米FDA(食品医薬品局)が、正規の米国医薬品供給網に紛れ込んだ偽オゼンピック(セマグルチド)について公式警告を出した。
今回の摘発品は、本物と同一のロット番号「PAR1229」を表示。真贋はペン本体の「EXP/LOT」表記の位置の違いでしか判別できなかったという。
正規の流通網からの摘発はこれで過去3回目。パッケージを見ただけでは、もう区別がつかない段階に来ている。
米**FDA(食品医薬品局)**は、正規の米国医薬品供給網の中から偽オゼンピック(セマグルチド)が見つかったとして、消費者に向けた公式警告を発表しました。
何が起きたのか
FDAの公式警告によると、正規の米国医薬品供給網からの偽オゼンピック摘発は、これまでに2023年12月・2025年4月・2025年12月の3回発生しています。直近の摘発品では、偽造品が本物と同一のロット番号「PAR1229」を表示しており、消費者が真贋を見分けられる手がかりは、ペン本体に印字された「EXP(使用期限)/LOT(ロット番号)」表記の位置の違いしかなかったとされています。
なぜこれが問題なのか
これまで報告されてきた偽造品の多くは、パッケージのデザインや中身の成分そのものが本物と異なるケースでした。しかし今回のようにロット番号まで本物と一致しているとなると、店頭や自宅で箱を見比べるだけでは、消費者はもちろん薬剤師であっても真贋の判別が難しくなります。
GLP-1系薬は世界的な需要の高まりを背景に、偽造品の流通リスクが各国で指摘されてきました。南アフリカでも2026年7月、偽セマグルチドのリコールが当局から発表されたと複数の報道が伝えています。正規の薬局チェーンを通じた入手であっても、偽造品が完全に排除されているとは限らない、という現実を示す事例です。
ヤバい点は?
- 本稿はFDAの公式警告を報じるもので、真贋の具体的な見分け方や対処法を網羅するものではありません。使用中の製品に疑問がある場合は、処方元の医療機関・薬局に確認してください
- ロット番号が一致しているため、番号の一致だけをもって「本物」と判断することはできません
- 日本国内での同様の事例は本稿執筆時点で確認できていません
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出典
- FDA(米食品医薬品局)公式警告「FDA warns consumers not to use counterfeit Ozempic (semaglutide) found in U.S. drug supply chain」
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