唐辛子の絵文字が、規制逃れの合言葉になっていた
医師でジャーナリストのCéline Gounder氏の調査で、TikTokのペプチド販売業者が「Peppers」「pepper community」という隠語や唐辛子絵文字を使い、内容モデレーションを意図的に回避している実態が明らかになった。
医師資格を持つ調査報道記者、Céline Gounder氏がTikTokのペプチド販売の実態を調査した。
「Peppers」「pepper community」という言葉や唐辛子(🌶️)絵文字が、内容モデレーションを回避するための意図的な隠語として使われていた。
過去1ヶ月で400本超の投稿、累計1,400万回超の再生。多くは販売業者のアフィリエイトによる割引コード誘導だった。
TikTokでペプチドを販売する業者が、プラットフォームの内容モデレーションをかいくぐるための隠語を組織的に使っていたことが、医師でジャーナリストのCéline Gounder氏の調査で明らかになりました。
何が起きたのか
Gounder氏は2026年5月27日に公開した調査記事で、TikTok上のペプチド関連投稿を分析しました。それによると、「Peppers」「Pep」「pepper community」という言葉や、アカウント名に唐辛子(🌶️)絵文字を組み込む手法が、自然発生したスラングではなく意図的なモデレーション回避策として使われていると指摘しています。
過去1ヶ月間だけで関連動画は400本超、累計再生回数は1,400万回超にのぼります。単独の前後比較動画で37万6,000回、最多再生の動画は54万1,000回を記録していました。
アフィリエイト構造
動画の型はほぼ統一されています。「結果を投稿→販売業者をタグ付け→割引コードを提示」という流れで、出演者の多くは各コード経由の売上から手数料を受け取るアフィリエイトです。
代表的に扱われているのがBPC-157。ヒトでの臨床試験データがほぼ無い成分ですが、体験談ベースの投稿が大量に流通しています。
ヤバい点は?
- 本調査は医師資格を持つ調査報道記者による署名記事で、本稿でも原文を直接確認しています
- ただし「意図的な回避策」という解釈自体はGounder氏の分析であり、投稿者本人への裏取りが全件行われているわけではありません
- BPC-157を含む多くのペプチドは、日本でも米国でも医薬品として未承認です。個人輸入・自己注射はいずれの国でも医薬品副作用被害救済制度の対象外です
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出典
- Céline Gounder「The people selling you peptides on TikTok are making money off your trust」(2026-05-27) https://www.celinegounder.com/p/peptides-tiktok-affiliates-misinformation
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