速報2026-10-11

ノボ社のセマグルチド特許が1件取り消され、独占期間が2037年から最速2031年に早まる可能性

欧州特許庁(EPO)の審判部が2026年10月9日、ノボ・ノルディスク社のセマグルチド特許(EP 3448416)を取り消した。分割出願のないこの特許が2037年まで保証していた保護がなくなり、他の有効な特許次第で欧州での独占は最速2031年に終わる可能性が出てきた。

出典:JUVE Patent(本稿でWebFetch直接確認)

欧州特許庁(EPO)の審判部が2026年10月9日、ノボ・ノルディスク社のセマグルチド関連特許(EP 3448416)を取り消した。

この特許には分割出願がなく、本来2037年まで保護を保証していた。取り消しにより、他の有効な特許(補充的保護証明書等)次第で、欧州での独占は最速2031年に終わる可能性が出てきた。

本来の2037年から数えると、最大6年の早期化になる。

何が起きたのか

欧州特許庁(EPO)の審判部3.3.04が、2026年10月9日木曜日午後、ノボ・ノルディスク社が保有するセマグルチド関連特許EP 3448416を取り消した。本稿がJUVE Patent(特許専門メディア)の記事を直接確認したところ、取り消しの争点は主に「発明と、特許に記載された製剤との対応関係」および「特許出願前に行われた研究発表の評価」だったと報じられている。EPOの審査部門による予備的な見解は特許を支持する方向だったが、審判部はそれとは異なる判断に至った。

なぜ2037年→2031年という数字が出てくるのか

EP 3448416には分割出願がなく、これ単独で2037年までの保護を保証できる特許だった。取り消しにより、この特許が単独で担っていた6年分の保護(2031年〜2037年)が失われる。ただし、ノボ社にはこの特許以外にも有効な特許が残っており、JUVE Patentの記事では「残存する有効な特許により市場独占が維持される見通し」とされている。その上で、最も早いケースでは2031年にジェネリック医薬品メーカーが市場参入できる可能性がある、という計算になる。

これはノボ社にとって初めての特許取り消しではない

JUVE Patentの報道によれば、EPOの審判部は2024年秋以降、ノボ社のセマグルチド関連特許を複数件取り消してきた。別の特許EP 2866825についても、Teva・Generics UK・Galenicum Healthといったジェネリックメーカー側の異議申し立てを受け、2025年5月16日付で審判部(T 1701/22)が「進歩性の欠如」を理由に取り消している。今回のEP 3448416取り消しは、この流れの延長線上にある。

ヤバい点は?

  • 本稿が確認したのはJUVE Patent(特許専門メディア)の報道であり、EPO審判部の公式判決文そのものには未到達。数字の背景にある法的根拠の詳細は今後の宿題
  • 「2031年」はあくまで「最速」のケースで、ノボ社に残る他の有効特許の範囲・期限次第で実際の独占終了時期は変わる
  • 特許が切れても、ジェネリックメーカーが実際に製造・販売承認を得て市場に出すまでには別のプロセスが必要

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出典

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本記事は海外の一次情報を日本語で要約した速報です。医学的助言ではありません。執筆:ペプチ堂管理人