速報2026-09-08

2年前は3%だった。今は11%。静かに主流になっていた

米ギャラップの世論調査で、体重目的でGLP-1薬を現在使用中と答えた米成人が2024年の3%から2026年は11%に増加した。同時期に米国の肥満率も過去最高から低下したが、因果関係は示されていない。

出典:Gallup

米ギャラップの世論調査で、体重目的でGLP-1薬を現在使用中と答えた米成人が2024年の3%から2026年は11%に増加した。

生涯使用経験者も6%から15%に、「GLP-1が減量に使えると知っている」という認知度も80%から91%に上昇している。

同じ時期、米国の肥満率は過去最高だった39.9%(2022年)から36.4%(2026年)に下がっていた。

海外で「一部の人の話」だったものが、数字の上では静かに主流になっていたことが、世論調査で分かりました。

何が起きたのか

米調査会社ギャラップが2026年5月28日〜6月5日に実施した世論調査(成人5,065人、誤差±1.5ポイント)によると、体重管理目的でGLP-1薬を現在使用中と答えた米成人の割合は、**2024年の3%から2026年は11%**に増加しました。生涯使用経験者も6%から15%に増えています。「GLP-1が減量に使えると知っている」という認知度も、80%から91%まで上昇しました。

同じ時期、肥満率は下がっていた

同じくギャラップが実施した別の調査(2026年2月18日〜3月3日および5月28日〜6月5日、成人10,091人)では、米成人の肥満率が**2022年の39.9%(過去最高)から2026年は36.4%**に低下したことも分かっています。何十年も上がり続けてきた数字が、ここへきて下がり始めた形です。

ただし、GLP-1の使用率が伸びた時期と肥満率が下がった時期が重なっているというだけで、この調査自体は両者の因果関係を証明するものではありません。肥満率の低下には他の要因も影響しうるため、「GLP-1のおかげで肥満率が下がった」と断定することはできない点に注意が必要です。

なお、シンクタンクKFFの別の調査では「成人の8人に1人(12%)がGLP-1を使ったことがある」という数字も出ていますが、これは糖尿病治療目的なども含む別質問の集計で、今回のギャラップ調査(体重目的に限定)とは調査設計が異なります。同じ「使用率」でも、質問の立て方によって数字が変わる点は覚えておく必要があります。

追記(2026-09-22):現在使用者の内訳も分かった

本稿掲載後、同じギャラップ調査のもう一段詳しい内訳が確認できました。体重目的で現在GLP-1を使用中と答えた人のうち、**ブランド品(正規の承認薬)が68%、コンパウンド薬局などによる独自調合品が19%、どちらか不明が12%**だったとのことです。「使用率が3%から11%に増えた」という全体の数字の裏で、正規ルート以外の入手経路も一定の割合を占めていることが分かります。

追記(2026-10-07):3つ目の数字も確認した

本稿掲載後、「体重目的」という条件を付けずにあらゆる目的でのGLP-1使用率を調べた別の調査も確認できた。医療データ分析会社PRCが2026年3月5日付で公表した全米健康調査ブリーフによると、**米国成人の13.2%**が「糖尿病・心血管疾患・睡眠時無呼吸・減量のいずれかの目的で、何らかのGLP-1薬を現在使用中」と回答している。

これでギャラップ(体重目的限定・11%)、KFF(目的を問わず・12%)、PRC(目的を問わず・13.2%)という、似ているようで質問の立て方が違う3つの数字が出そろった。いずれも「今、何%の人が使っているか」という同じ問いへの答えのはずだが、「体重目的に限るか」「いつの時点の調査か」で1〜2ポイントの幅が生まれている。最も基本的なはずの「普及率」という数字ですら、聞き方次第で動くことが、3つの独立した調査で裏付けられた形だ。

ヤバい点は?

  • 肥満率低下とGLP-1使用率上昇の間の因果関係は、本稿で参照した調査からは示されていません
  • KFF調査とギャラップ調査は質問設計が異なり、単純に数字を比較できません
  • 本稿は米国の世論調査に基づくもので、日本国内の使用率とは別の数字です

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出典

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本記事は海外の一次情報を日本語で要約した速報です。医学的助言ではありません。執筆:ペプチ堂管理人 /最終更新:2026-10-07