速報2026-09-11

18本のうち、表示通りだったのは1本だけだった

英国の独立系ラボが闇市場で流通する偽造レタトルチド18検体を検査したところ、表示通りの濃度だったのは1本のみだった。約3割が高濃度、約3割が低濃度、1本は有効成分ゼロ。検体の重量の9割は成分不明だったという。

出典:ABC News Australia

英国の独立系ラボが、闇市場で売られている偽造レタトルチド18検体を検査した。

表示通りの濃度だったのは1本のみ。約3割が表示より高濃度、約3割が低濃度、1本は有効成分がゼロだった。

さらに検体の重量の約9割は、何の成分か特定できなかったという。

まだどの国でも承認されていない痩せ薬レタトルチドが、闇市場でどんな中身で売られているのか。オーストラリアの独立系ラボがそれを実際に検査しました。

何を調べたのか

ABC News Australiaの報道によると、分析化学ラボのLeeder Analytical、クイーンズランド大学公衆衛生学部、PED Test Australiaが共同で、闇市場から入手したレタトルチドを名乗る18検体を検査しました。結果、表示された濃度通りだったのは1本のみ。約**30%が表示より高濃度、約30%**が表示より低濃度で、1本に至っては有効成分が全く入っていませんでした。

さらに踏み込んだ警告もあります。検体の重量の約10%のみがペプチド成分として確認でき、残り**約90%**は何の物質か特定できませんでした。検査チームは、この未特定の9割に別の毒性物質が含まれている可能性を否定できないとしています。

実際に健康被害も起きている

数字だけの話ではありません。英国のリアリティ番組出演者アイスレイン・ホーガン=ウォレスさんは、推奨量の8倍のセマグルチドを含む製品を投与され、激痛と一時的な視力喪失というほぼ致命的な症状に陥ったとITVが報じています。また、2児の母親(53歳)が偽造の”痩せる注射”を打った後に死亡したという報道もあります。英国の医薬品規制当局MHRA幹部も、こうした偽造品の取り締まりについてコメントしています。

日本にいる人にとっては

レタトルチドは日本を含むどの国でも未承認です。承認された医薬品であれば製造工程・含有量・無菌性を規制当局がチェックしますが、闇市場の製品にはその保証が一切ありません。今回の検査結果は、「表示と中身が別物」という事態が実際に高い頻度で起きていることを、具体的な数字で示しています。

海外の通販から入手した未承認薬で健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。ペプチ堂は入手先・価格・用量を扱いません。

関連する成分

出典

  • ABC News Australia「We tested counterfeit peptides off the black market. Here are the results」2026年8月28日(本稿でWebFetch直接確認)
  • ABC News Australia「Users left fearing death as fake Ozempic weight loss drugs flood UK black market」(元はITV報道)2026年4月15日

関連:retatrutidetirzepatide

本記事は海外の一次情報を日本語で要約した速報です。医学的助言ではありません。執筆:ペプチ堂管理人